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8月10日は「健康ハートの日」夏の健康管理についての豆知識

夏本番を迎え、暑さが厳しくなる季節がやってきました。この時期は健康管理にとくに気を付ける必要があります。8月10日は「健康ハートの日」とされており、心臓の健康について考えるよい機会です。夏には様々な病気が流行しやすく、適切な対策が重要です。この記事では、夏に気を付けるべき病気とその対処法、そして健康的に夏を過ごすためのポイントをご紹介します。暑い夏を元気に乗り切るための知識を身につけましょう。



8月10日「健康ハートの日」とは?

8月10日が810(ハート)と読めることから、1985年に日本心臓財団がこの日を「健康ハートの日」と定めました。この日は、暑い夏の一日を利用して、私たちの体内で休むことなく働き続ける心臓に思いを馳せ、健康について考える「こころとからだの休日」として提唱されています。「健康ハートの日」プロジェクトは、日本心臓財団を中心に、日本循環器学会、日本循環器協会、日本AED財団の四団体が共同で主催しています。この日は日頃の生活習慣を見直し、心臓の健康に意識を向けてみる日です。

夏に流行る病気と対処法

夏季には特有の病気が流行しやすくなります。代表的なものには夏バテ、熱中症、食中毒、冷房病、プール熱、手足口病などがあります。ここからはこれら夏に流行る病気について解説します。

夏バテ

夏バテは、暑さによる体力の消耗や食欲不振が原因で起こる夏特有の体調不良です。主な症状には、だるさ、疲労感、食欲不振、寝付きの悪さなどがあります。

対処法としては、まず規則正しい生活リズムに整えることが必要です。十分な睡眠と無理のない運動を取り入れ、体力の維持に努めましょう。

食事面では、栄養バランスのよい食事を心がけ、とくにビタミンB1やタンパク質を積極的に摂取することが効果的です。また、冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎに注意し、十分な水分補給を心がけましょう。

室内温度の調整も重要で、エアコンの設定温度は28度前後が理想的です。これらの対策を組み合わせることで、夏バテを予防し、元気に夏を乗り切ることができます。

熱中症

熱中症は夏の暑さによって引き起こされる深刻な健康問題です。体温調節機能の乱れにより体内の水分や塩分のバランスが崩れることで発症し、症状には、めまい、頭痛、吐き気、倦怠感、意識障害などがあります。

予防には、こまめな水分補給、涼しい環境での休憩、通気性のよい服装の着用が重要です。また、外出時は日陰を利用し、帽子や日傘で直射日光を避けましょう。熱中症の兆候を感じたら、涼しい場所に移動し、水分と塩分を摂取することが大切です。重症の場合は迅速に医療機関を受診してください。とくに高齢者や子供は注意が必要です。

食中毒

夏場は食中毒のリスクが高まる季節です。高温多湿の環境は細菌の繁殖を促進するため、とくに注意が必要です。食中毒の主な症状には、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などがあります。

予防のためには、食品の適切な保存と調理を徹底しましょう。生鮮食品は購入後すぐに冷蔵庫に入れ、清潔な調理器具で、できるだけ早めに調理しましょう。肉や魚は中心部まで十分に加熱することが大切です。

もし食中毒の症状が現れた場合は、十分な水分補給を心がけ、症状が重い場合は速やかに医療機関を受診してください。

冷房病

冷房病は、夏場の冷房の使いすぎによって引き起こされる体調不良のことです。主な症状には、頭痛、倦怠感、関節痛、食欲不振などがあります。冷房による室内外の温度差が大きいと、体温調節機能が乱れ、自律神経のバランスが崩れやすくなるのです。

また、冷房による空気の乾燥は、喉や鼻の粘膜を刺激し、風邪をひきやすくなる原因にもなります。冷房病を予防するには、室内温度を外気温との差が5〜6度以内に保つことが重要です。定期的に換気をおこない、適度な湿度を保ちましょう。

冷房に頼りすぎず、扇風機やうちわを併用するなど、工夫して快適に過ごすことがおすすめです。

プール熱

プール熱は、アデノウイルスによって引き起こされる感染症で、夏季に流行します。主な症状は高熱、のどの痛み、結膜炎などです。プールでの感染が多いことから「プール熱」と呼ばれますが、プール以外でも感染する可能性があります。

感染経路は飛沫感染や接触感染で、とくに子どもが罹りやすい病気です。予防には手洗いやうがいをすると効果があります。また、プールを利用する際は、水質管理が適切におこなわれているか確認することも大切です。

症状が出た場合は、安静にして十分な水分補給を心がけ、必要に応じて医療機関を受診しましょう。完治まで1〜2週間かかることが多いため、焦らずに休養することが大切です。

手足口病(てあしくちびょう)

手足口病は主に乳幼児がかかる夏季に流行する感染症で、手のひら、足の裏、口の中に水ぶくれや赤い発疹ができるのが特徴です。原因はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスで、飛沫感染や接触感染で広がります。

症状は上記の水ぶくれや発疹のほか、発熱、喉の痛み、食欲不振などもあり、通常1週間程度で回復します。治療法はとくになく、対症療法が中心です。

予防には手洗いやうがいが効果的ですが、感染力が強いため、保育園や幼稚園での集団感染に注意が必要です。症状が軽快しても、便からウイルスが排出される期間が長いので、衛生管理には十分気をつけましょう。

夏の日の過ごし方のポイント

夏の暑さを乗り切るためには、適切な対策が欠かせません。ここからは夏の日の過ごし方のポイントについて解説します。

夏の暑さは心臓に負担をかける

夏の暑さは心臓に大きな負担をかけます。気温が上昇すると、体温調節のために血液循環が活発になり、心臓の拍動数が増加します。また、汗をかくことで体内の水分が失われ、血液が濃縮されて粘性が高くなります。これにより、心臓はより多くの力を使って血液を送り出さなければならなくなるのです。

とくに高齢者や心臓病の既往がある方は注意が必要です。暑さによる負担を軽減するためには、こまめな水分補給、涼しい環境での休息、適度な塩分摂取が効果的です。また、急激な温度変化も心臓に負担をかけるため、冷房の設定温度にも気を付けましょう。暑い日は無理をせず、体調管理に十分注意を払うことが大切です。

夏に気をつけないといけない不整脈

夏の暑さは不整脈のリスクを高める可能性があります。とくに注意が必要なのは、心房細動や心室頻拍などの不整脈です。これらは、脱水や電解質バランスの乱れによって引き起こされやすくなるからです。

暑さによる体への負担が、心臓のリズムを乱す原因となるのです。不整脈の症状には、動悸、めまい、息切れ、胸の不快感などがあります。これらの症状を感じたら、すぐに涼しい場所に移動し、水分補給をおこないましょう。また、既往歴のある方は、主治医と相談のうえ、適切な予防策を講じることが大切です。夏場はとくに、規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠と適度な運動を心がけることで、不整脈のリスクを軽減できます。

適度な水分補給と塩分補給

夏の暑さに負けないためには、適度な水分補給と塩分補給が欠かせません。汗をかくことで体内の水分と塩分が失われるため、こまめに補給する必要があるのです。

水分補給は、喉が渇く前におこなうことが大切です。ただし、一度に大量の水を飲むのは避け、少量ずつ頻繁に摂取しましょう。塩分補給は、スポーツドリンクや経口補水液を利用するのが効果的です。また、塩分を含む食品を摂取することも有効です。

ただし、過剰な塩分摂取は高血圧のリスクを高めるため、適度な量を心がけましょう。とくに心臓に持病がある方は、医師に相談の上、適切な水分・塩分補給をおこなうことが重要です。

炎天下はできるだけ避けよう

炎天下での活動は、心臓に大きな負担をかけるため、できるだけ避けましょう。とくに真夏の日中、気温がもっとも高くなる時間帯は外出を控えるべきです。やむを得ず外出する場合は、日傘や帽子を使用し、日陰を歩くなど直射日光を避ける工夫をしてください。

また、涼しい服装を心がけ、こまめに休憩を取ることも大切です。屋内でも、カーテンやブラインドで日光を遮り、扇風機やエアコンの活用により、室温の上昇を防ぎましょう。体調管理に気を配り、暑さによる体調不良の兆候があれば、すぐに涼しい場所に移動し、水分補給をおこなってください。

まとめ

夏の健康管理は、心臓への負担を軽減し、様々な夏特有の病気を予防するために重要です。適切な水分と塩分の補給、炎天下を避けること、そして体調の変化に敏感になることが大切です。とくに、心臓に不安のある方は、より慎重な対応が必要です。健康的な夏を過ごすためには、自分の体調をよく知り、適切な対策をすることが鍵となります。楽しい夏の思い出作りと同時に、健康管理も忘れずにおこないましょう。