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【登録販売者】梅雨時期のお客さまとの会話に使える小ネタ12選

お客さまと気軽に会話ができる登録販売者は相談もしやすく、接客もスムーズにおこなえます。しかし、登録販売者として働くなかで、お客さまとの話を苦手に感じている人も多いのではないでしょうか。

今回はそんな人のために、お客さまとの会話に使える小ネタをご紹介します。なにかとお客さまが多い梅雨の時期に限定した小ネタを集めたので、ぜひ接客の際に使ってみてください。



部屋干しのコツ

登録販売者は、日用品や家電を取り扱っている店舗に配属されている人も多いのではないでしょうか。そんなときに役立つのが梅雨時期の部屋干しのコツの知識です。

梅雨時期には天候によって部屋干しは免れません。そんなときに活躍するのが、湿気を取り除く除湿機・浴室乾燥・エアコンなどのドライ機能です。部屋干しの湿気が気になっているお客さまには、ドライ機能が搭載された機器のおすすめも役立つでしょう。

また、部屋干しには専用の洗剤を使うのも重要です。部屋干し用の洗剤は、除湿効果のある成分が含まれているものもあり、普段の洗剤を使うよりも洗濯物がカラッと乾きやすくなります。こういったアイテムがあることを知っておくと、スムーズにお客さまと会話できるでしょう。

アイテムだけでなく、広い部屋に洗濯物を干すことも部屋干しのコツのひとつです。洗濯物同士の間隔を空けて干すことで、空気の循環が良くなり、洗濯物が均一に乾きます。会話のなかで自然にこういった知識を伝えられると、信頼度も高くなるでしょう。

食中毒予防の方法

食中毒予防の方法も、梅雨時期には知っておくと損はありません。食中毒の症状が出ているお客さまには病院をおすすめする必要がありますが、予防であれば登録販売者から伝えてあげるとお客さまにも役立つでしょう。

まず、基本的なことですが、消費期限を守るようにしましょう。梅雨時期は雑菌が繁殖しやすくなるため、消費期限をすぎると食中毒になる危険があります。そのため料理を作り置きする際は、必ず加熱処理をおこなうようにしましょう。また、酢や生姜、梅干しなどの保存食を活用することも有効です。

梅雨時期には食品は常温で保存せず、冷蔵庫で保管してください。料理に使用する調理器具も殺菌を徹底しておくと、さらに食中毒の危険性を下げることができます。食中毒について不安に感じているお客さまがいれば、アドバイスとして伝えてみてください。

髪の広がり・うねりを抑える方法

梅雨の時期に気になる悩みといえば、髪の広がりやうねりをあげる人も多いのではないでしょうか。ヘアケア用品を置いているお店で働いている登録販売者は、商品をおすすめする際にも参考にしてください。

まずは、シャンプー・コンディショナーを髪質や状態に合ったものを選ぶのがポイントです。「しっとり」や「うるおいを保つ」などをうたう商品をチェックしておきましょう。また、トリートメントでのケアもおすすめできます。

ヘアスタイリング剤には水分が多いものは避け、ヘアオイルなどで髪を抑えるようにしてください。ヘアオイルはドライヤー前に使用して髪の広がりを抑える商品もあり、梅雨時期にはおすすめのアイテムです。

コテ・アイロン・ドライヤーの使いすぎは、乾燥による広がりを起こす原因になります。最小限にとどめるように努めれば、まとまりのある髪を目指しやすくなることを伝えてみてください。

例年の梅雨明けの時期

梅雨真っ只中だと、いつ明けるのか気になる人も多いでしょう。そんななか梅雨明けの時期を把握して伝えることができれば、少し相手の気分を晴らすことができるでしょう。

一般的には日本の梅雨明けの時期は、7月から8月にかけてです。ただし、気象条件や地域によって梅雨の期間や明ける時期は異なるので、具体的な期間は地域ごとの気象庁のWebサイトなどをチェックすることをおすすめします。

そのことをふまえて、平年の梅雨明けの時期を地域別にご紹介します。

・沖縄:6月下旬

・九州:7月中頃

・四国:7月中頃

・中国:7月中頃

・近畿:7月中頃

・関東:7月中頃

・東北:7月下旬

北の地域は梅雨入りが遅い分、梅雨明けも遅くなるのが特徴です。また、北海道は少し特殊でもあるので、ひとつの小ネタとして後述したいと思います。

気象庁:https://www.data.jma.go.jp/cpd/baiu/sokuhou_baiu.html

戻り梅雨とは?

梅雨にまつわる小ネタとして、「戻り梅雨」というものがあります。戻り梅雨は、通常の梅雨明けのあとに、ふたたび梅雨に戻ったような長雨が続くことです。一般的に梅雨明け後にしばらくは晴れ間が続きますが、その後にまた湿った空気が流れ込んできて雨が降りやすくなる状況が起こることがあります。

戻り梅雨は、梅雨前線や台風の影響によって発生するといわれています。ちょっとした知識ですが、知っておくと会話の架け橋になってくれるでしょう。

北海道には梅雨がない?

前述したとおり、北海道の梅雨は少し特殊です。他の地域のような梅雨前線からくる梅雨はなく、ほとんど梅雨の影響を受けないとされています。というのも北海道の夏は短いので気温が上がる時期もわずかで、梅雨前線が発生しにくいからです。他と比べても降水量も少ない傾向があり、湿った空気も流れ込みにくい環境にあります。

ただし、「蝦夷梅雨」という短い梅雨のような気候はあります。特徴としては期間が10~14日間ほどと短いことに加えて、気温が低く、小雨や霧雨が降るというところです。北海道に住んでいる人はもちろん、他の地域の人もちょっとした小ネタとして機会があれば披露してみてください。

梅雨の語源は?

梅雨時期に使えるそもそもの小ネタとして、「梅雨」の語源についてもご紹介します。「梅雨」の語源には、3つの説があるのはご存じでしょうか。

1つ目は、中国で梅の実が熟すころにちょうど降る雨なので、「梅」の「雨」と書いて「梅雨」と呼んでいたことがあげられます。中国で呼ばれていた「梅雨」という言葉が、そのまま日本に伝わったと考えられるパターンです。

2つ目は、カビ(黴)がよく生える時期なので、「黴雨(ばいう)」と呼ばれていたことがあげられます。「黴(ばい)」の部分が「梅(ばい)」に変化したと考えられるパターンです。

3つ目は、くさるという意味の「潰える(ついえる)」から変化したこともあげられます。「潰える(ついえる)」という表現が転じて、「潰ゆ(つゆ)」と進化していったと言われるパターンもあります。

諸説ありますが、3つの語源があることだけでも知っていると、会話が盛りあがるきっかけになるかもしれませんよ。

おすすめの湿気対策

梅雨時期の悩みのタネといえば湿気があげられます。湿気対策には、空気の循環や除湿が大切です。湿気対策の知識は商品の販売にも役立つため、積極的に取り入れておきましょう。

梅雨時期に湿気対策のアイテムとして人気なのが、湿気を除去する除湿器です。さらに扇風機・サーキュレーター・エアコンも空気の循環を促して、湿気を滞らせないように働きかけるので湿気対策に適しています。ドライ機能が備わっている商品は、直接的な湿気対策にもなります。

家電製品で湿気対策をおこなうのは便利ですが、湿気対策には人の手が必要な場所もあります。それはシンク下の扉など、湿気が溜まりやすく扉がある空間です。定期的に開けて、空気の入れ替えをするように説明も添えるとお客さまも助かるでしょう。

梅雨に多い虫除け対策

梅雨時期には湿気が多くなり、虫の発生が増える可能性があります。虫よけグッズやその対策を相談された際に、しっかりとアドバイスできるようにしておきましょう。

王道なのが虫除けスプレーですが、虫が嫌うハーブを置くという手もあります。スプレーのにおいが苦手な人でも使いやすく、インテリアとしても部屋になじむのでおすすめです。また、部屋に虫が入ってこられないように網目の細かい網戸の装着や、網戸に使うタイプの虫除けスプレーなども効果的な対策だといえます。

そもそも虫を家の周辺に発生させたくない場合は、段ボールはこまめに捨てる・玄関や庭に水が溜まるものを置かないといった日常からの対策が必要です。できそうな対策を組み合わせることで、しっかりと虫除けができますよ。

濡れた靴を早く乾燥させる方法

梅雨時期には靴がよく濡れてしまうのは避けられない現象です。濡れた靴を早く乾燥させる方法を知っておくと、お客さまのちょっとした悩みの役に立てるかもしれません。

濡れた靴を早く乾かせるには、新聞紙を詰めて靴の中に水分を吸収させる方法が効果的です。風通しのよい場所に靴底が地面に接しないように壁に立てかけておくと、靴を早く乾かせるでしょう。

乾燥剤やドライヤーも使えますが、靴の素材や構造によっては注意が必要です。さらに効率的に乾燥させたい場合は、扇風機の風を当てたほうが靴を傷めにくいのでおすすめです。靴が濡れて困っているお客さまの接客をした際は、ぜひ参考にしてみてください。

家の中でもできる運動不足の解消法

梅雨時期は外で思いっきり体を動かすことができず、運動不足になりがちです。家の中でもできる運動不足の解消法を探しているお客さまも多いでしょう。家の中でできる運動には、家事や仕事をしながらできると続けやすいのでおすすめです。

例えば、ラジオ体操・足踏み・筋トレ・有酸素運動があげられます。これらをサポートする器具も販売していれば、売上にもつながるチャンスです。家でも使える運動アイテムが販売されていないかチェックしておきましょう。

梅雨時期に役立つ便利グッズ

ほかにも、梅雨時期に役立つ便利グッズは多く存在します。雨から守る防水グッズや、カビ発生を防止するアイテム、濡れたときに乾燥を早める商品などさまざまです。

そのなかでも防水スプレーや防カビスプレーは、多用な物に使用できます。梅雨時期を乗り切るアイテムを探している人には、教えてあげて損はないグッズだといえるでしょう。

まとめ

今回の記事で紹介したのは小ネタですが、少し頭の隅に置いておくだけでお客さまとの会話がスムーズになるものばかりです。梅雨時期はあらゆる面で悩みを抱えたお客さまと話す機会があるので、スムーズに知識を伝えることができれば信頼関係も築くチャンスです。

普段の会話から親しみやすい印象をもってもらい、お客さまから相談してもらえるようになれば登録販売者としての仕事にもつながるでしょう。ぜひ小ネタを集めて、接客に積極的に取り組んでみてください。