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登録販売者の資格を活かせる仕事10選

登録販売者が働いている職場として、まず思い浮かぶのはドラッグストアではないでしょうか?しかし最近では、あらゆる職場で登録販売者の活躍の幅は広がっています。

この記事では、ドラッグストア以外で登録販売者の資格を活かせる職場をご紹介します。職場それぞれの仕事内容や時給、向いている人も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

目次



登録販売者の職場はドラッグストアだけではない

登録販売者はドラッグストア以外にも、あらゆる職場で活躍しています。近年では規制緩和や社会政策により、医薬品販売に参入する企業が増加しました。その影響により OTC(一般用医薬品)の販売ができる登録販売者の需要が高まっています。

もちろんドラッグストアの需要も高まっているため、ドラッグストアで活躍する登録販売者も増えているのが事実です。しかし、登録販売者の主戦場だったドラッグストアを飛び出し、さまざまな職場で活躍している登録販売者も急増しています。

「こんなところにも登録販売者が!」と驚きの職場もあり、登録販売者の活躍の幅が広がっていることを実感できます。

ドラッグストア以外の登録販売者の職場

それではここからは、ドラッグストア以外で登録販売者が活躍している職場をご紹介していきます。興味のある職場があれば、転職や就職活動の参考にしてみてくださいね。

コンビニエンスストア

仕事内容

品出し・陳列・接客・レジといった通常のコンビニでの業務と、登録販売者としての業務が主な仕事内容です。コンビニ店員としての業務を一通りおこないつつ、登録販売者として OTC(一般用医薬品)について相談があればアドバイスをする必要があります。

同じシフトに登録販売者が何人も入っていることは稀なので、なかなか責任感のある仕事内容です。

時給の目安

時給の目安は、1,000円〜1,300円ほどです。登録販売者の平均時給が1,000円ほどと言われているため、まずまずの時給だといえます。

なかでも1,100〜1,200円に設定しているところが多い印象です。シフトの時間帯でも左右されますが、高いところは1,300円の時給設定もありました。

向いている人

幅広い年齢層のお客さまに合わせられる接客力がある人や、さまざまな業務と並行しておこなうため、応用力・柔軟性がある人が向いています。

スーパー

仕事内容

品出し・陳列・接客・レジといった本来のスーパー業務と、登録販売者としての業務が主な仕事内容です。スーパーの店員としての業務をこなしながら、 OTC(一般用医薬品)の販売をおこなう必要があります。

ただし、コンビニのようにいろいろな受け付け業務があるわけではないので、登録販売者としての仕事に専念しやすい傾向があります。

時給の目安

時給の目安は、1,200~1,500円ほどです。ドラッグストアやコンビニよりも高い印象です。

向いている人

必要最小限の人員で回している場合が多いため、実務経験の要件を満たしたベテランの登録販売者が求められます。

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家電量販店

仕事内容

家電量販店の一角にあるドラッグコーナーにて、登録販売者の業務をおこなうのが主な仕事内容です。職場にもよりますが、 OTC(一般用医薬品) 以外の家電製品についての説明をお客さまから求められる場合もあります。

その場合、家電の専門家ではない登録販売者は対応ができないため、スムーズに家電担当スタッフに繋げる対応力が求められます。

時給の目安

時給の目安は1,100円~1,500円ほどです。登録販売者の平均時給よりも、やや高い傾向がありました。

なかでも1,400~1,500円ほどの時給設定の求人が多く、1,100円以下はあまりない印象です。

向いている人

家電が好きな人や新しい知識を積極的に取り入れられる人が向いています。

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ホームセンター

仕事内容

品出し・陳列・接客・レジといったホームセンタースタッフとしての業務と、登録販売者としての業務が主な仕事内容です。大きな商品を取り扱っているホームセンターは、店舗面積が広いところが多く体力勝負なのが特徴です。

さらに工具なども扱っているため、専門的な知識も必要です。商品の名前や売り場を覚えるなど、医薬品以外の知識も取り入れなくてはいけません。

時給の目安

時給の目安は1,000円~1,500円ほどです。正社員でも月給20万前後で時給換算すると1,000円ほどのところが多い印象でした。

ときどき1,500円など、登録販売者の平均時給よりも高いものもあります。

向いている人

体力がある人や、工具や園芸など、他の商品の専門性も高めたい人にも向いています。

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調剤薬局

仕事内容

調剤薬局での登録販売者の主な仕事は品出しや陳列、調剤事務などです。

登録販売者は調剤を行うことができません。そのため、 OTC(一般用医薬品)の販売は薬剤師が担当します。お客さまの要求に応じて、登録販売者が OTC(一般用医薬品)について説明することもありますが、あくまでも補助的な業務です。

時給の目安

時給の目安は1,000円~1,300円ほどです。調剤事務の時給相場となるため、時給はやや低めとなります。

向いている人

まず調剤薬局に向いているのは医薬品の知識を身に着けたい人です。ただし、調剤を行うのは薬剤師のため、登録販売者は調剤事務が主な仕事になります。したがって、事務業務・補佐業務などが積極的に行える人に向いています。

登録販売者の知識は、ピッキングなどの作業で成分名がわかるという点で活かせるかもしれません。また、調剤薬局はドラッグストアとは異なり、複数の人で正確さとスピード感をもって連携する仕事です。チームワークやマルチタスクが得意な人が向いています。

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漢方薬局

仕事内容

第2類・第3類に該当する漢方薬の相談業務と、薬剤師のサポートが主な仕事内容です。漢方も調剤する必要があるため、薬剤師がスムーズに調剤を行えるように環境を整えることも仕事のうちに入ります。

調剤薬局と同様に、こちらも薬とじっくり向き合える職場です。ただし求人は少ないので、職場を見つけるまでが一苦労です。

時給の目安

時給の目安は1,000円〜1,700円ですが、個人経営の店舗が多く、時給は低い傾向にあります。調剤薬局と同様で、職場によって時給の差が大きい印象でした。

向いている人

登録販売者の知識のなかでも、とくに漢方への知見が深い人が向いています。また、漢方の知識を分かりやすく伝えられる人にもおすすめです。

エステサロン

仕事内容

メインの仕事内容としてはBA(ビューティーアドバイザー)が多いです。登録販売者を兼任し、医薬品の知識を活かして化粧品などのアドバイスも求められます。

リピートのお客さまが多いのが特徴で、じっくりお客さまと向き合えるのが魅力です。職場はドラッグストア内に併設されたエステサロンなど、形態はさまざまです。

時給の目安

時給の目安は、1,050円〜1,200円ほどです。正社員を求めているところが多く、年収で記載された求人が多い印象でした。

金額は年収240万ほどのところが多く、高いところで年収420万ほどです。時給換算すると差はありますが、1,000円くらいのところが多い傾向です。

向いている人

登録販売者の業務だけでなく美容にも興味がある人や、常連のお客さまと密な人間関係を築ける人も向いています。

免税店

仕事内容

免税店のドラッグストアも、一般的なドラッグストアの仕事内容とあまり変わりません。品出し・陳列・接客・レジに加えて、登録販売者としての業務をおこなう必要があります。

ただし、免税店を利用する人の多くは外国の方です。語学力不要のところもありますが、中国語や韓国語で接客ができるとスムーズに業務をおこなうことができる傾向があります。

時給の目安

時給の目安は1,000円〜1,700円ほどです。パートだと、登録販売者の平均時給とあまり変わりがない印象です。

しかし、正社員としての求人を見てみると、月収35万円のところもありました。時給換算すると1,700円のため、相場よりかなり高い時給設定といえるでしょう。

向いている人

外国の方を接客することも多いので、語学力が達者な人が向いています。

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配置薬

仕事内容

既存のお客さまへの定期訪問や、薬箱の点検・薬の交換と精算が主な仕事内容です。取り扱う商品は、 OTC(一般用医薬品)・サプリメント・健康食品・化粧品などがあります。

既存のお客さまへ健康相談やアドバイスをおこなうため、深い知識やカウンセリング力が求められます。

時給の目安

時給の目安は、920円〜1,700円ほどです。他の登録販売者の職場よりも、差が大きい傾向がありました。

この差はパートか正社員かでわかれている印象です。正社員雇用だと月収30万円で時給にすると1,700円ほどの職場もありますが、パートでは920円〜1,100円ほどが多い傾向でした。

向いている人

お客さまとマンツーマンでじっくり会話ができる人や、既存のお客さまを惹きつける営業力がある人も向いています。

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その他の職場

その他にも、 OTC(一般用医薬品)のネット解禁などがあり、ECサイトのカスタマーセンターでも登録販売者が活躍している場面もあります。その影響から OTC(一般用医薬品)と関わりのある職場には登録販売者の知識が必要になり、コールセンターや倉庫管理など、どんどん活躍の場を広げています。

裏方としての仕事もあるため、対面での接客に自信がない人でも登録販売者を目指しやすくなったといえるでしょう。

まとめ

登録販売者はコンビニやスーパーなど身近な店舗からはじまり、免税店やエステサロンまで、幅広い職場で活躍しています。登録販売者と一口にいっても求められるスキルやアウトプットする知識が少しずつ異なるため、選ぶ職場によって登録販売者の個性も変わってくるでしょう。

これから登録販売者として活躍しようと考えている人は、登録販売者がどんな場所で活躍をしているのか知っておくことが大切です。自分のキャリアの幅を大きく広げるきっかけになるでしょう。