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登録販売者が正社員になるのは難しい?正社員になるための方法を解説

登録販売者としてパートで働いている人のなかには、正社員の道を検討している人も多いのではないでしょうか?登録販売者になったばかりだと、正社員に憧れはあってもどうやって目指せばよいのかわからない人もいるでしょう。

ここでは、登録販売者として正社員のキャリアを築くための解説をしています。この記事をきっかけに、登録販売者としての働き方を考えてみてください。

目次



初心者の登録販売者がいきなり正社員になるのは難しい

登録販売者としての実務経験のない場合は、すぐに登録販売者として正社員になるのは難しいのが現状。正社員の求人を見てみると、ほとんどの企業が実務経験がある登録販売者を求めている傾向にあります。

どうして実務経験がある登録販売者を求めるケースが多いのかというと、実務経験者は一人前の登録販売者として即戦力になるからです。実務経験のない登録販売者は、「研修中」扱いになるので一人では一般医薬品を販売できません。

ほかにも雇用規制の関係など、どうしても実務経験のある登録販売者が求められる現状があります。ひとつひとつの理由を詳しく解説していきます。

理由1:正社員は雇用規制が強いため業歴の浅い人材は採りにくい

初心者の登録販売者を雇用することに躊躇うのは、正社員の雇用規制の強さが影響してい

ます。雇用形態のなかでも正社員はとても守られる存在で、一度正社員として雇うとなかなか解雇はできません。そのため登録販売者として働いたことのない人材を採り、適性がないと感じた場合でも雇い続けなくてはいけないからです。

こういったリスクを減らすために、企業側は登録販売者として働いたことのある人材を積極的に採用したいと考えているのが現状。他の業界でも似たような傾向にありますが、登録販売者でも業歴の浅い人は正社員として雇われるのは難しいと感じます。

理由2:一人前になるには実務経験の要件がある

ほかには実務経験の要件も、初心者の登録販売者が正社員として雇われづらい理由にあげられるでしょう。登録販売者が一人前になるには、資格取得だけでなく、直近5年以内に1年以上かつ1920時間の実務経験の要件を満たす必要があります。

実務経験を経て一人前の登録販売者にならないと、一人では一般医薬品を販売できません。実務経験を積んでいる最中は研修中として、薬剤師・正規登録販売者の指導の下でしか一般医薬品を取り扱えないとされています。

上記の理由から、実務経験の要件を満たしていない登録販売者は、即戦力とは考えられにくいのが現状。正社員として雇うなら、すでに実務経験を経た人を雇いたいと考える企業が多いのが現実です。

登録販売者が正社員になるための方法

では、初心者の登録販売者が正社員を目指すには、どんな方法があるのでしょうか。登録販売者が正社員を目指す方法は、大きくわけて2つです。それぞれ詳しく解説していきます。

正社員登用制度でパートから正社員へ

まず紹介したいのが、正社員登用制度を使った正社員になる方法。正社員登用制度とは、企業によって設けられている制度で、勤続年数や店長からの推薦などによって非正規雇用から正規雇用になるシステムです。

ただし、なかには正社員登用制度を導入していない企業や、制度を導入していても実績がない企業もあります。実績がある企業でも、年に1~2回ほどとチャンスは少ない傾向です。しかし慣れた環境で働き続けたい人にはぴったりの制度なので、一度自分が勤めている職場に制度がないか調べてみるとよいでしょう。

もうひとつ正社員登用制度についての注意点をあげると、難易度が企業ごとに異なることがあげられます。「〇歳まで」と制限を設けている企業もあり、条件に当てはまらないケースもあるので、事前に確認しておくことが大切です。

パートで実務経験を積んだ後、正社員として転職

正社員登用の頻度と難易度は企業によって異なるのが現状です。そこで、まずはパートで実務経験を積み、そのあとで転職活動をすれば、正社員になるチャンスが広がります。

パートで実務経験を積んでおくことで、即戦力とみなされ、初心者の登録販売者よりも有利に働くためです。実務経験で培ったスキルをしっかりアピールしましょう。

正社員登用制度に合格するための対策

なかなかチャンスが巡ってこないといわれる正社員登用ですが、いつチャンスが巡ってきてもいいように対策を練っておくのは大切です。企業によっては筆記試験もありますが、普段の仕事の態度が認められないと試験に誘われることも少なくなるでしょう。

そこで今回は、普段から心得ておける対策をご紹介します。さまざまな評価基準があるなかで、一般的によくある正社員登用の評価基準を登録販売者業務と絡めながら説明していきます。

1つの職場に長く勤める

多くの企業が評価基準に「勤続年数〇年以上」など、長く勤める人材を評価する傾向に。一般的に正社員登用までの期間は1〜2年ほどといわれていますが、年数は会社によってさまざまです。

評価基準になる勤続年数を勤めあげるのはもちろん、これから先も勤めたいという意志を伝えると好印象に繋がりやすいでしょう。

正社員並みに業務量をこなす

正社員並みに業務量をこなすことも、評価の対象となります。非正規雇用者は正社員の指示によって業務をおこなうのが一般的ですが、そんななか正社員の視点持つ人材は貴重。正社員の指示の意図をくみ取り、業務を効率よくおこなうように心がけましょう。

また正社員の業務であるマネジメントを任せられる人材も、正社員登用の評価基準に採り入れられることがあります。後輩などができたら、積極的に力になってあげると指導する立場を少し理解できるかもしれません。

職場ごとに業務の線引きがあるため、どこまで積極的になるべきか難しいですが、いつ任せられてもいいように、正社員の人がこなす業務にも関心を寄せておきましょう。

上司に信頼される

正社員登用制度には、上司からの推薦が必要なケースが多くあります。日頃から上司とのコミュニケーションを図り、正社員になりたい旨を伝えておくとよいでしょう。

しかし、言葉だけでは上司も推薦しようとは思わないかもしれません。正社員として働けそうかは、日頃の仕事への態度で判断する人が大半だと考えます。与えられた仕事をコツコツとまじめにこなすことはもちろん、責任感をもってやり遂げましょう。

上司が見ているときだけでなく、どんなときも誠実な態度で仕事をすることも重要。登録販売者は接客業なのでお客さまからの評判が、周り回って社内の評判にも繋がります。

積極的に売上アップに貢献する

日頃からの態度はもちろん、正社員として雇いたくなる実力も評価に大きく影響してくるでしょう。販売者としては売上アップに貢献した実績があると、企業側も正社員として登用する理由になります。

非正規雇用だからといって売上に無頓着になるのではなく、しっかりと自分があげた売上の実績を把握するようにしましょう。そしてできる限り、売上アップに貢献して、企業にとって必要な人材であることをアピールしてください。

また、企業によっては販売コンテストをおこなっているところもあります。そういった実績や成績を残せるチャンスがあれば積極的に挑戦するとよいでしょう。もちろん挑戦するからにはトップを目指し、正社員登用の確率を上げていきましょう。

そもそも正社員とパートの違いは?

よく比べられる正社員とパートですが、それぞれ雇用形態に違いがあります。正社員は安定、パートは自由度の高さが魅力といえるでしょう。

もっと雇用形態についての理解を深めるため、もう少し詳しく見ていきましょう。

フルタイムの無期雇用社員を正社員という

正社員を簡単に説明すると、フルタイムで労働する期間の定めがない無期雇用社員のことです。フルタイムは、1日8時間・週40時間(週5日)労働を表します。

給料や雇用の安定はもちろん、福利厚生が充実しているのが特徴。あらゆる場面で、会社側から優遇されることも多い傾向にあります。

しかし、正社員はメリットばかりではないのも現実。正社員として働くには、覚悟が必要なことも多くあります。

正社員はパートよりも責任の範囲が広い

正社員とパートには、以下のような違いがあります。

雇用形態 給料 雇用期間 福利厚生 時間の融通 責任の範囲
正社員 安定 無期限 充実 フルタイム 広くて重い
パート 働いた分だけ 有期限 少ない 融通が利きやすい 限定的

給料や雇用の安定、福利厚生の充実さは正社員にとってはメリットですが、責任範囲の広さや重さは覚悟が必要。正社員は業務に対しての権限が多く、会社の売り上げに関しても責任が大きい立場にあります。

登録販売者としての業務の責任は雇用形態で違いはありませんが、パートで働く登録販売者は売り上げの責任は求められることは少ない傾向です。売り上げや会社の管理業務などを気にしなくてよい分、登録販売者としての業務に集中できるといえます。

希望する働き方によってはパートのままでいるのも良い

さらに、正社員は労働時間拘束の長さも特徴。パートのように勤務時間の融通が利きにくく、仕事以外のライフスタイルが充実しにくい傾向にあります。

もちろんパートでも雇われている以上は、会社の意向を取り入れざるおえない場面もありますが、正社員ほどではないでしょう。家庭をもっている人や、もうひとつ仕事を掛け持ちしている人など、ライフスタイルによってはパートタイムでの労働が合っているケースもあります。自分の環境に合わせて労働形態を選択してみましょう。

まとめ

登録販売者が正社員になるには決して簡単な道のりではありませんが、険しい道のりというわけでもありません。専門知識を有する資格なので、自分に合った道筋を見つけ出せれば正社員への道も遠くはないでしょう。

ただし、正社員として働くには覚悟や責任感がパートタイム以上に必要となります。パートタイムのようにひとつの業務に集中したり、ワークライフバランスを調整したりする余裕がなくなる場合も。しっかりと自分のスタイルに合った働き方を見つけることが大切です。当サイトでも、正社員、パートなどのさまざまな求人情報を掲載しています。ぜひ一度ご覧ください。


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